年 | 部門 | 受賞者・受賞作品 |
---|---|---|
2022年 | 国際映画賞 |
「ドライブ・マイ・カー」 (監督:濱口竜介) ![]() |
2020年 | メイク&ヘア賞 |
辻一弘(カズ・ヒロ)
「スキャンダル」 ※2年ぶり2度目の受賞(ノミネートは4度目)。 続きを開く▼主演メーガン・ケリーや助演ニコール・キッドマンらの特殊メイクを担当。「モデルとなったニュースキャスターにそっくりだ」と米国民を驚愕させた。<インタビュー▼> |
2018年 | メイク&ヘア賞 |
辻一弘(カズ・ヒロ)
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」 ※3度目のノミネートで初の受賞。 続きを開く▼英チャーチル元首相扮する主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当。オールドマンの面影を消し、チャーチルをスクリーン上に再現させた。オールドマンは主演男優賞を獲得。<インタビュー▼> |
2015年 | 名誉賞 | 宮崎駿 |
2009年 | 外国語映画賞 |
「おくりびと」 (監督:滝田洋二郎) ![]() 死者を送る美しい所作にあふれた儀式や尊厳、そしてユーモアにあふれた一作。世界共通の共感を得た。 リストラされて故郷に戻ってきた元チェリストが、ひょんなことから納棺師に転職した。納棺師とは、遺体にきれいな死に化粧をし、死に装束を着せて、ひつぎに納める仕事である。 主演の本木雅弘(当時43歳)は、俳優という枠を越えて、本作の推進役となった。十数年前に訪れたインドで死者を見送る儀式を目にし、生と死が隣り合う死生観を体感した。その後、「納棺」の世界を知り、映画化の構想を温め、実現のため奔走した。 【配信:アマゾン】 |
2009年 | 短編アニメ賞 | 「つみきのいえ」 |
2003年 | 長編アニメ賞 |
「千と千尋の神隠し」
(監督:宮崎駿) ![]() 20世紀から21世紀序盤に日本のアニメ界をリードしたジブリの最高傑作。 人が今まで見たことがないような独特な世界観とキャラクター群像を創り出した。 アニメがCG(コンピューター・グラフィックス)へと移行するなかで、 伝統的な手書き風味のアニメのすごさを世界に示した。 ベルリン国際映画祭でも最高賞の「金熊賞」を獲得した(「ブラディ・サンデー」とのタイ受賞)。 英BBCが2016年に世界の映画評論家の投票で選んだ「21世紀の偉大な映画ランキング」では、 堂々の4位に入った。 また、2017年に米紙ニューヨーク・タイムズが選んだ「現時点での21世紀ベスト映画」でも見事に2位に選ばれた。 |
1999年 | 短編ドキュメンタリー賞 |
「ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス」
伊比(いび)恵子監督 |
1993年 | 衣装デザイン賞 |
石岡暎子
「ドラキュラ」 ![]() |
1990年 | 特別名誉賞 |
黒澤明
![]() ※ハリウッドを含む世界の映画史に大きな影響を与えた巨匠。「羅生門」「七人の侍」「用心棒」「影武者」「乱」などの傑作で知られる。 続きを開く▼1910年(明治43年)、八人兄弟の末っ子として東京で生まれた。旧制中学を卒業後、画家を目指し、18歳で二科展入選。日本プロレタリア美術同盟に入ったが、間もなく運動から離れ、映画説明者だった兄の元に身を寄せた。1936年(昭和11年)、26歳で東宝の前身の映画製作所「P・C・L」に助監督として入社。山本嘉次郎、成瀬巳喜男両監督らの下で脚本を勉強し、1943年「姿三四郎」で監督デビュー。同年「花咲く港」でデビューした木下恵介監督と並び日本映画界のホープと呼ばれた。女子てい身隊を描いた2作目「一番美しく」に出演した女優の矢口陽子さんと結婚した。 戦後は「わが青春に悔なし」「素晴らしき日曜日」「酔いどれ天使」と、矢継ぎ早に話題作を発表。1948年の「酔いどれ天使」では三船敏郎さんと出会い、以来、黒沢作品に欠かせない存在になった。 芥川龍之介の小説を映画化した「羅生門」(1950年)は、国内の評価はあまり高くなかったが、イタリア映画関係者らの手で、本人の知らぬ間にベネチア国際映画祭に出品され、グランプリに輝いた。さらに、米国でも、アカデミー賞の外国映画賞も受賞し、一躍“世界のクロサワ”として脚光を浴びた。 以来「生きる」「隠し砦の三悪人」でベルリン国際映画祭銀熊賞、「七人の侍」でベネチア国際映画祭銀獅子賞、「赤ひげ」「どですかでん」でモスクワ映画祭の各賞を受賞。 さらに、旧ソ連に迎えられて監督した、1975年の「デルス・ウザーラ」でアカデミー賞の外国語映画賞に輝いた。1980年の「影武者」でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルム・ドール)を獲得。1985年の「乱」でニューヨーク映画批評家協会賞を受賞し、アカデミー賞の監督賞にもノミネートされた。 黒沢監督を師と仰ぐ外国映画人も多く、「影武者」海外版製作はジョージ・ルーカス、フランシス・コッポラ両氏が買って出た。また「七人の侍」をそのまま置き換えて、米国の「荒野の七人」が作られたほか、「隠し砦の三悪人」がジョージ・ルーカス監督に、「蜘蛛巣城」がスチーブン・スピルバーグ監督に大きな影響を与えた。 1977年には、カンヌ国際映画祭35周年記念で「世界の十大監督」の1人に選ばれた。 |
1988年 | 作曲賞 |
坂本龍一 「ラストエンペラー」 ![]() |
1986年 | 衣裳デザイン賞 |
ワダエミ(和田恵美子) 「乱」 ![]() |
1976年 | 外国語映画賞 |
「デルス・ウザーラ」 (監督:黒澤明) ※ロシア映画 ![]() 黒澤監督の初の海外作品。 20世紀初頭のシベリアを舞台に、探検家と、そのガイド役となった原住民猟師の絆を描く。 この作品をつくる前、黒澤監督は危機的な状況にあった。 ハリウッド映画「トラ・トラ・トラ!」の制作していた1968年、米映画会社から解任される。再起をかけて撮った「どですかでん」(1970年公開)は酷評され、興行成績もふるわなかった。 1971年の暮れ、東京都内の自宅浴室で自殺未遂事件を起した。自らの体にカミソリを突きつけた。21カ所の傷跡のうち、1つは深く肉を裂き、頸動脈ぎりぎりの所まで達していたという。 「世界の巨匠」と認められながら、映画を撮れない状況に陥った黒澤に手を差し伸べたのは、ソ連(現:ロシア)だった。仲介役となったのは、日本の独立系の洋画配給会社「ヘラルド映画」の古川勝巳社長(当時)。ヘラルドはソ連の映画を多く輸入しており、ソ連の映画界から信頼を得ていた。古川氏がソ連側に働きかけ、日ソ共同プロジェクトとして立ち上がったのだった。 黒澤明が題材として選んだのは、ロシア人探検家の記録本「デルス・ウザーラ」。厳しい自然と、狩猟民族の知恵や心を感動的に描いた名著で、黒澤は戦前の助監督時代に読んでいた。 ロケ地は零下40度の極東シベリア。過酷な撮影だった。黒澤監督は昼間は怒声をあげ、夜は部屋で泣ていたという。 苦難の末に完成した本作のオスカー獲得は、黒澤にとって劇的なカムバックとなった。どん底からはい上がった巨匠は1980年代に入ると、「影武者」「乱」という大作をものにし、海外の映画賞レースで再び大暴れした。 |
1958年 | 助演女優賞 |
ナンシー梅木 (ミヨシ・ウメキ) 「サヨナラ」 ![]() ※北海道出身の歌手兼女優。渡米3年目で出演した本作でハリウッド映画デビュー。当時28歳。米兵と恋に落ちる日本人女性を演じた。授賞式に着物で出席し、大かっさいを浴びた。アジア人の俳優としても史上初めてのオスカー受賞という快挙だった。本名:梅木美代志(みよし)。 続きを読む▼1929年(昭和4年)5月、北海道の小樽にて、鉄工所の9人兄弟姉妹の末っ子として生まれた。高校在学中、兄が進駐軍の通訳をしていたことから、札幌の米軍キャンプなどで歌うようになり人気者に。「ナンシー」の由来は、米雑誌の漫画の主人公に似ていたためという。 1948年に上京する。角田孝&シックスのボーカルとしてデビューした。少し鼻にかかったハスキーボイスで、人気のジャズ歌手になった。 1955年に渡米した。1956年に全国放送のテレビ番組で歌をうたい、注目される。翌年、「サヨナラ」でハリウッドデビューを果たし、いきなりオスカーに輝いた。 その後も、「嬉し泣き」(1961年)や「戦略泥棒作戦」(1962年)などの米映画に出演。1958年開演のブロードウェイ・ミュージカル「フラワー・ドラム・ソング」で演劇界の最高峰トニー賞でミュージカル女優賞にノミネートされた。テレビドラマ「エディのすてきなパパ」(1969~1972年)にお手伝い役としてレギュラー出演もこなした。1972年に芸能活動から引退した。 私生活ではテレビディレクターのフレドリック・オピーと結婚。後に離婚。1968年にドキュメンタリー監督のランドール・フッドと再婚し、1976年に死別。晩年は息子夫婦がいるミズーリ州で暮らしていた。 2007年8月、ミズーリ州リッキングの老人ホームで他界した。死因はがん。享年78歳。 動画集を開く▼<受賞スピーチ▼><歌唱シーン▼> <歌声▼> <歌声▼> |
1956年 | 名誉賞(現・国際映画賞) |
「宮本武蔵」 (監督:稲垣浩) ![]() 戦前からたびたび映画化されていた吉川英治の剣豪小説に、稲垣浩監督が挑んだ。 主演は三船敏郎。 関ヶ原の合戦に参加した宮本武蔵。戦いに敗れ、無類(ぶらい)の徒になる。 帰郷するや乱暴の限りを尽くす。 やがて捕らえられて処刑を待つ身となる。 だが、僧侶に救われ、人の道に目覚め、剣の修行をすべく放浪の旅に出る。 配信(アマゾン)→ |
1955年 | 名誉賞(現・国際映画賞) |
「地獄門」 (監督:衣笠貞之助) ![]() 平清盛が権勢をふるう時代、反清盛派が都で反乱を起こす。 上皇の妹を救うため身代わりを乗せた牛車が都を後にする。 だが警護の任について盛遠は、身代わりの女性(京マチ子)に恋をし、ストーカーと化す。女性の夫との間に確執が生じる。 時代絵幕。日本初のイーストマン・カラー作品。色彩美が称賛された。 カンヌ国際映画祭で最高賞(現在のパルム・ドール)を受賞した。 配信(アマゾン)→ |
衣裳デザイン賞(カラー) |
和田三造 「地獄門」 ![]() 絢爛(けんらん)な衣装が高い評価を得た。 |
|
1952年 | 名誉賞(現・国際映画賞) |
「羅生門」 (監督:黒澤明) ![]() 日本映画界にとってのオスカー第一号となった。 アカデミー賞に先立つベネチア国際映画祭では、最高賞(金獅子賞)を受賞。 日本映画の芸術性と「クロサワ」の名を、世界にとどろかせるきっかけになった。 国際的なスター俳優となる三船敏郎にとっても、海外デビューとなった。 一つの事件を複数の人間の視点で回想する。 盗賊、侍の霊、妻の三人三様の言い分は食い違う。 真実を観客に向けて問う。 後に世界の映画製作者や研究者の間で「羅生門形式」と呼ばれるようになるスタイルを打ち出した。 芥川龍之介の短編「藪(やぶ)の中」を原作とし、脚本は橋本忍と黒澤が手掛けた。 映像美も世界に衝撃を与えた。 当時、カメラを直接太陽に向けるとフィルムが焼けると言われていたが、そのタブーに挑戦した作品としても有名だ。 三船敏郎、京マチ子の熱演も見事。撮影の名手・宮川一夫も絶賛された。 配信(アマゾン)→ |
日本人のオスカー受賞歴には、長い歴史があります。 日本映画界の黄金時代とされる1950年代、現在の外国語映画賞の前身にあたる名誉賞で「羅生門」(黒澤明監督)、「地獄門」(衣笠貞之助監督)、「宮本武蔵」(稲垣浩監督)の3作が相次いで受賞。 日本映画の存在を世界に知らしめました。 21世紀に入ってからは、ジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)が長編アニメ賞を受賞。2009年に「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が久しぶりに外国語映画賞をもたらしました。 個人では坂本龍一が作曲賞、石岡瑛子やワダエミ(和田恵美子)が衣装デザイン賞、黒澤明が特別名誉賞、ナンシー梅木が助演女優賞を受賞しています。 近年では、2018年と2020年に辻一弘がメイクアップ&ヘアスタイリング賞を獲得しました。 受賞・ノミネートの回数が最も多いのは巨匠・黒澤明監督。 1986年には、「乱」で主要4部門の一つである監督賞にもノミネートされました。(オスカー・ウォッチ編集部)
Tweet2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1930年代 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
2022 (第94回) |
作品賞 (ノミネート) |
「ドライブ・マイ・カー」
(監督:濱口竜介) (脚本:濱口竜介&大江崇允) 動画配信(Amazon)→ |
日本映画として初めて |
監督賞 (ノミネート) |
日本人で3人目のノミネート | ||
脚色賞 (ノミネート) |
日本人で初めて | ||
国際映画賞 (受賞) |
「万引き家族」以来3年ぶり | ||
2020 (第92回) |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 (受賞) |
辻一弘
(カズ・ヒロ) 「スキャンダル」 ※2年ぶり2度目の受賞(ノミネートは4度目)。 |
主演メーガン・ケリーや助演ニコール・キッドマンらの特殊メイクを担当。「モデルとなったニュースキャスターにそっくりだ」と米国民を驚愕させた。 動画(インタビュー)→ |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
2019 (第91回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「万引き家族」
(是枝裕和監督) 予告編→ 動画配信(Amazon)→ |
|
長編アニメ賞 (ノミネート) |
「未来のミライ」
(細田守監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
2018 (第90回) |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 (受賞) |
辻一弘
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」 ※2008年以来、3度目のノミネート |
英チャーチル元首相扮する主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当。オールドマンの面影を消し、チャーチルをスクリーン上に再現させた。オールドマンは主演男優賞を獲得。
動画(インタビュー)→ 動画(ニュース)→ 映画予告編(Amazon)→ |
短編アニメ賞 (ノミネート) |
「ネガティブ・スペース」 (Negative Space) 桑畑かほる、マックス・ポーター共同監督 予告編(字幕なし)→ 前作品のPR動画→ |
||
2017 (第89回) |
長編アニメ賞 (ノミネート) |
「レッドタートル ある島の物語」
フランス・日本合作 動画配信(Amazon)→ |
プロデューサーは鈴木敏夫 |
2016 (第88回) |
長編アニメ賞 (ノミネート) |
「思い出のマーニー」
(米林宏昌監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
科学技術賞 (受賞) |
中垣清介 (共同受賞) |
TheFoundry社の3DCG用のペイントソフト『MARI』の開発メンバー | |
2015 (第87回) |
(ノミネート) | 「かぐや姫の物語」
(高畑勲(いさお)監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
短編アニメ賞 (ノミネート) |
「ダム・キーパー」
堤大介、ロバート・コンドウ共同監督 動画配信(Amazon)→ |
||
名誉賞 (受賞) |
宮崎駿 | ||
科学技術賞 (受賞) |
ソニー 武昌宏、筒井一郎、田村光康、浅野慎 |
業務用有機ELマスターモニター | |
2014 (第86回) |
長編アニメ賞 (ノミネート) |
「風立ちぬ」
(宮崎駿監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
短編アニメ賞 (ノミネート) |
「九十九」
(森田修平監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
2013 (第85回) |
衣装デザイン賞 (ノミネート) |
石岡瑛子
「白雪姫と鏡の女王」 ※21年ぶり2度目のノミネート 動画配信(Amazon)→ |
|
2011 (第83回) |
科学技術賞 (受賞) |
富士フィルム 大関勝久、平野浩司、白井英行 |
映画用デジタルセパレーション用黒白レコーディングフィルム「ETERNA-RDS」 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
2009 (第81回) |
外国語映画賞 (受賞) |
「おくりびと」
(滝田洋二郎監督) 動画配信(Amazon)→ |
主演:本木雅弘・広末涼子
プロデューサー:中沢敏明・渡井敏久 |
短編アニメ賞 (受賞) |
「つみきのいえ」
(加藤久仁生(くにお)監督) 動画配信(Amazon)→ |
主演:長澤まさみ
プロデューサー:日下部雅謹(まさのり)、(しん)祐子 |
|
2008 (第80回) |
メイクアップ賞 (ノミネート) |
辻一弘
「マッド・ファット・ワイフ」 動画配信(Amazon)→ |
|
科学技術賞 (受賞) |
坂口亮 (共同受賞) |
液体シミュレーション・システム「Fsim」の開発 | |
2007 (第79回) |
助演女優賞 (ノミネート) |
菊地凛子(りんこ)
「バベル」 動画配信(Amazon)→ |
|
メイクアップ賞 (ノミネート) |
辻一弘
「もしも昨日が選べたら」 動画配信(Amazon)→ |
||
2006 (第78回) |
長編アニメ賞 (ノミネート) |
「ハウルの動く城」
(宮崎駿監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
2005 (第77回) |
ゴードン・E・ソーヤー賞 (受賞) |
宮城島卓夫 | |
2004 (第76回) |
助演男優賞 (ノミネート) |
渡辺謙
「ラストサムライ」 動画配信(Amazon)→ |
|
外国語映画賞 (ノミネート) |
「たそがれ清兵衛」
(山田洋次監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
2003 (第75回) |
長編アニメ賞 (受賞) |
「千と千尋の神隠し」
(宮崎駿監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
短編アニメ賞 (ノミネート) |
「頭山」
(山村浩二監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
2000 (第72回) |
ジョン・A・ボナー メダル賞 (受賞) |
宮城島卓夫 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1999 (第71回) |
短編ドキュメンタリー賞 (受賞) |
「ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス」
監督:伊比(いび)恵子 ※東京都出身。日本女子大国文科在学中の1987年にミス日本グランプリ受賞。一時、女優を志したが、1991年に演出の勉強をするため渡米。シラキューズ大大学院を経て、1993年にニューヨーク大大学院映画学科に転学。受賞作は、大学院の卒業作品として製作した。 |
ニューヨーク・マンハッタンのユダヤ系のお年寄りたちの演劇グループに焦点をあてた。高齢者が孤独の中に人生の喜びを見いだそうとする姿をとらえた。
受賞の前年の秋に結婚した同級生のグレッグ・パク氏(映画監督兼アメコミ漫画家、当時30歳)が撮影を担当した。 |
科学技術賞 (受賞) |
宮城島卓夫 | ||
科学技術賞 技術業績賞 (受賞) |
|||
1993 (第65回) |
衣装デザイン賞 (受賞) |
石岡暎子
「ドラキュラ」 動画配信(Amazon)→ |
|
1991 (第63回) |
科学技術賞 技術業績賞 (受賞) |
宮城島卓夫 | |
1990 (第62回) |
特別名誉賞 (受賞) |
黒澤明 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1988 (第60回) |
作曲賞 (受賞) |
坂本龍一
「ラストエンペラー」 動画配信(Amazon)→ |
|
1986 (第58回) |
監督賞 (ノミネート) |
黒澤明
「乱」 |
「乱」は戦国時代を舞台にした時代劇。黒澤監督が75歳のときに撮った晩年の代表作。自らライフワークと称し、共同脚本も務めた。
資金集めに苦労し、日本映画史上最高(当時)の製作費28億円の約半分はフランスの大物プロデューサーが調達した。 日本の映画界で冷遇されてきたとの思いから、主人公に自分をだぶらせたと言われる。 動画配信(Amazon)→ |
衣裳デザイン賞 (受賞) |
ワダエミ(和田恵美子)
「乱」 京都市生まれ。京都市立美術大学(現・京都芸大)西洋画科卒。 学生時代に、請われて舞台装置、衣装を手がけて以来、賞と名のつくものは初めてでだっという。 その「乱」は準備に3年、撮影に10カ月、キャンペーンを入れて4年がかりだった。安土桃山時代の能衣装を基調にしたのだが、100冊の資料に目を通し、糸の段階から染色、織りまで立ち会った。フランス側プロデューサーと何度かやり合った。あの黒沢明監督をして、ついに、「そこまでしなくていいよ」といわしめた。 |
||
撮影賞 (ノミネート) |
斎藤孝雄 上田正治 中井朝一 「乱」 |
||
美術賞 (ノミネート) |
村木与四郎 村木忍 「乱」 |
||
1985 (第57回) |
助演男優賞 (ノミネート) |
パット・モリタ(日系二世)
「ベスト・キッド」 |
|
1982 (第54回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「泥の河」
(小栗康平監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
科学技術賞 (受賞) |
富士写真フイルム | 映画用高感度カラーネガフィルムの開発 | |
1981 (第53回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「影武者」
(黒澤明監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
美術賞 (ノミネート) |
村木与四郎
「影武者」 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1976 (第48回) |
外国語映画賞 (受賞) |
「デルス・ウザーラ」 (ロシア映画) (黒澤明監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
外国語映画賞 (ノミネート) |
「サンダカン八番娼館・望郷」
(熊井啓監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
科学技術賞 (受賞) |
キャノン 鈴川博 |
交換レンズ「K-35シリーズ」 | |
1973 (第45回) |
科学技術賞 (受賞) |
キャノン 向井二郎、広瀬隆昌 |
映画用マクロズームレンズの開発 |
1972 (第44回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「どですかでん」
(黒澤明監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
1971 (第43回) |
撮影賞 (ノミネート) |
佐藤昌道 姫田真左久(しんさく) 古谷伸(おさむ) |
「トラ トラ トラ!」 (日米合作映画/監督:舛田利雄、深作欣二(きんじ)、リチャード・フライシャー) 動画配信(Amazon)→ |
編集賞 (ノミネート) |
井上親弥(ちかや) | ||
美術賞 (ノミネート) |
村木与四郎(よしろう) 川島泰造 |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1968 (第40回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「智恵子抄」
(中村登監督) |
|
1967 (第39回) |
助演男優賞 (ノミネート) |
マコ岩松
「砲艦サンパブロ」 |
|
作曲賞 (ノミネート) |
黛敏郎
(まゆずみ・としろう) 「天地創造」 |
||
1966 (第38回) |
監督賞 (ノミネート) |
勅使河原宏
(てしがはら・ひろし) 「砂の女」 DVD(Amazon)→ |
前年と同じ作品で別の部門にノミネートされた。 |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「怪談」
(小林正樹監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
1965 (第37回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「砂の女」
(勅使河原宏監督) DVD(Amazon)→ |
|
1964 (第36回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「古都」
(中村登監督) DVD(Amazon)→ |
|
1962 (第34回) |
衣裳デザイン賞(白黒) (ノミネート) |
村木与四郎(よしろう)
「用心棒」 |
|
外国語映画賞 (ノミネート) |
「永遠の人」
(木下恵介監督) DVD(Amazon)→ |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1958 (第30回) |
助演女優賞 (受賞) |
ナンシー梅木 (ミヨシ・ウメキ) 「サヨナラ」 北海道出身。日本で女優をした後、25歳で渡米。本作がハリウッド・デビュー作。 |
東洋人の俳優として初のアカデミー賞受賞とされる。ただ、インドの血をひく女優ビビアン・リー、モンゴルの血をひく男優ユル・ブリンナーが既に受賞していた。 |
助演男優賞 (ノミネート) |
早川雪洲(せっしゅう)
「戦場にかける橋」 |
||
1957 (第29回) |
外国語映画賞 (ノミネート) |
「ビルマの竪琴」
(市川崑(こん)監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
衣裳デザイン賞(白黒) (ノミネート) |
江崎孝坪(こうへい)
「七人の侍」 |
||
美術賞(白黒) (ノミネート) |
松山崇(たかし)
「七人の侍」 |
||
美術賞(カラー) (ノミネート) |
アルバート野崎
「十戒」 |
||
1956 (第28回) |
名誉賞(現・国際映画賞) (受賞) |
「宮本武蔵」
(稲垣浩監督) 動画配信(Amazon)→ |
|
衣裳デザイン賞(白黒) (ノミネート) |
甲斐庄楠音
(かいのしょう・ただおと) 「雨月物語」 |
||
1955 (第27回) |
衣裳デザイン賞(カラー) (受賞) |
和田三造(さんぞう)
「地獄門」 動画配信(Amazon)→ |
|
名誉賞(現・国際映画賞) (受賞) |
「地獄門」
(衣笠貞之助監督) 動画配信(Amazon)→ |
||
1953 (第25回) |
美術賞(白黒) (ノミネート) |
松山崇(たかし)・松本春造
「羅生門」 動画配信(Amazon)→ |
|
1952 (第24回) |
名誉賞(現・国際映画賞) (受賞) |
「羅生門」
(黒澤明監督) 動画配信(Amazon)→ |
年 | 部門 | 受賞者 | 備考・参考情報 |
---|---|---|---|
1937 (第9回) |
美術賞 (ノミネート) |
エディー今津
「巨星ジークフェルド」 |